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バッテリーの寿命は二年しかもたないのか?

道具というものの寿命は、それぞれ使い方で違ってくる。なんだってそうだ、使えば使うほど良くなるというのはあるが、寿命というものは使用が激しいほど縮まって当然。

 

さて、どんな記事を見ても、「自動車のバッテリーの寿命は二年程度」と書かれている。けれども、中には一年半でパーになるバッテリーもあれば、五年も使えたという実例もあるから一概に「二年寿命説」をうのみにすることはできない。俗に、バッテリーの急速充電は、「三回でアウト」といわれている。この説は比較的正しい。

 

不用意にバッテリー上がりを三回もやって、その都度スタンドで急速充電をしてもらっていると、二年どころか一か月でもバッテリーの寿命は尽きてしまう。バッテリーは、使用しなくても自然に放電してしまう性質があるから、使わなければ寿命が長いかというとそうでもない。電池の寿命は、常に適量の電気が蓄えられている状態にあるのが理想的で、カラッヶッ状態でも、過充電状態でもよろしくない。

 

ところが、近ごろのクルマというのは、とにかく電気仕掛けが多いので、暑ければクーラーやエアコン、寒ければヒーター、というふうにやたらと電気を使う。いわば放電する量が多くなっているわけだ。そこへきて発電器の性能が良くなったとばかり、バッテリーそのものが小さくなる。小さいということは、容量が少ないということになるから、たまっている電気は少ない。ドーンと流し出し、ギンギンと充電するという繰り返しだから、小さなバッテリーは能力限界ギリギリに使われていると思えば良いだろう。これじゃ二年ももてば上等というものだ。

 

バッテリーの寿命を長くさせたいなら、なるべく電気を使わないようにするのがいい。クーラーやエアコンなんてとんでもない話。ホーンの消費電力も大きいから、めったに鳴らしちゃいけないし、ヘッドライト以外のフォグランプやドライビングランプなどというのもなるべく使わない方がいい。カーオーディオなども、それなりに電力を使うからやめた方がいい。

 

そしてその上もっと寿命を延ばしたいと思うのなら、バッテリーは少し大きめのものを使うのがよいだろう。電気のむだ使いと思われる装置は極力作動させないこと。その場合、安全を欠く行為だけは避けるのはいわずもがな。ちょっとしか電気を使わない代表は、バイクだ。特に原付バイクかなにかで夜あまり使わないものだと、あんなちっぽけなバッテリーでも4〜5年も交換しないで使っていて平気なものもあるくらい。

 

大量充電を繰り返さず、いつもバッテリーにある程度の電気がたまっているからだ。それも、セルスターターなんかが付いているものだと、セルモーターがかなり電気を消費する。バッテリーは空っぽに近くなり、発電機があわてて穴埋めを急ぐ、これではバッテリーはたまったもんじゃない。それに廃物となったバッテリーの効果的リサイクル方法はいまだにない。だからバッテリーで走る電気自動車が増えるとすれば、新たな公害の元となりそうだ。


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